「家を片付けようにも、中の物が多すぎて手がつけられない…」
実家が空き家になったとき、多くの人が最初にぶつかるのが、この「物」問題です。
建物の傷みや税金の前に、まず家の中がモノで埋まっていて動けない。
しかも厄介なことに、ただのゴミなら捨てればいいんですが、実家の物にはそうもいかないものが混ざっています。
仏壇です。
これがあると、捨てるどころか触るのもなんか怖い。
バチが当たりそうで手が止まる。
この気持ち、ひじょーーーに分かります。
僕も活用の依頼を受けるにあたって片付け・掃除もやるわけなんですが、仏壇を見つけた瞬間に「うわーーやっぱあるかー」って心の中で思っちゃってます。すみません。
さて、結論から言うと、空き家の家財整理は「自分でやる物」「業者に頼む物」「特別な手続きがいる物」に仕分けすると一気に進めやすくなります。
今回は、片付けの費用目安と、仏壇の片付け方を中心にまとめます。
「とりあえずそのまま」になりがちな、実家の和室
なぜ「実家の片付け」はこんなに進まないのか
ゴミ屋敷でもないのに、実家の片付けはなぜか進みません。これには、ちゃんと理由があります。
- 量が多い。何十年ぶんの物が、家まるごとに詰まっている
- 捨てる判断がつらい。思い出の品は「とりあえず保留」になりがち
- 遠方で通えない。県外に住んでいると、片付けに帰るだけでひと苦労
- 仏壇・神棚がある。そのまま捨てるわけにはいかない、と手が止まる
特に最後の「気持ち的に捨てられない物」が曲者です。
家全体の作業が、思い出の写真アルバム1冊の前で何時間も止まる——これは片付けあるあるの代表格です。
「片付けに来たはずが、気づいたら正座してアルバム見入ってた」。
物量より、気持ちのほうが先に疲れてしまうんですね。
だからこそ、最初に「仕分けの基準」を決めてしまうのが大事です。
まずは3つに仕分けする
家じゅうの物を、ざっくり3つのグループに分けます。
これだけで、頭の中がだいぶ整理されます。
| グループ |
中身 |
対応 |
| ① 残す物 |
写真・貴重品・思い出の品 |
持ち帰る・保管 |
| ② 処分する物 |
家具・家電・日用品の大半 |
自分で or 業者 |
| ③ 手続きがいる物 |
仏壇・神棚・遺品の一部 |
供養など別対応 |
ポイントは、①の「残す物」をできるだけ絞ること。
「いつか使うかも」を全部残すと、結局なにも減りません。
「1年使わなかった物は、たぶんこの先も使わない」——たいてい当たります。
「いつか使うかも」の「いつか」は、残念ながらだいたい来ません。
②の処分する物が、家財整理のボリュームの大半です。
ここをどう片付けるかで、費用も手間も大きく変わります。
「残す・処分する・手続きがいる」の3つに分けるところから
家財の片付け、費用の目安は?
「業者に頼むと、いくらかかるの?」というのが、いちばん気になるところですよね。
一軒家まるごとの片付け(遺品整理・家財整理)の費用は、間取りによってだいたいこのあたりが目安です。
| 間取り |
費用の目安 |
| 2LDK |
12〜30万円くらい |
| 3LDK |
17〜50万円くらい |
| 4LDK |
22〜70万円くらい |
(出典:みんなの遺品整理 一軒家の費用相場/2025年時点)
福井は庭付きの広い戸建てが多いので、間取りが大きく、部屋も多くなりがち。
そのぶん、片付けの費用も上のほうに寄りやすい傾向があります。
費用を抑えるコツは、事前に自分で物を減らしておくこと。
業者は「物の量」で料金が変わるので、先に処分できる物を減らしておくと、見積もりが下がります。
自分でやる?業者に頼む?
家財整理を自分でやるか、業者に頼むか。
これは家の状況と、自分が通える距離によります。
|
自分でやる |
業者に頼む |
| 費用 |
処分費のみ(安い) |
数十万円かかる |
| 手間・時間 |
何日も通う必要あり |
1〜2日でおまかせ |
| 遠方の場合 |
通うのが大変 |
立ち会い最小限でOK |
| 重い物・大量 |
運び出しが重労働 |
プロが対応 |
近くに住んでいて、量もそこそこなら、自分でコツコツやるのが一番安く済みます。
でも、遠方に住んでいて何日も帰れない、家具や家電が大量にあるという場合は、業者に頼んだほうが結局ラクで早いことが多いです。
「自分でやれば安いから」と軍手まで買って意気込んだのに、真夏の和室で汗だく、タンス1棹運んだだけで腰が終わる。
半分も片付かないうちに「やっぱ業者に頼も…」となる——これも、わりとよくある展開です。
体力と相談しながら決めてください。
ちなみに僕(こしのや)に活用依頼する場合は、ここの費用は基本0円になります。
お家を使わして頂く代わりに僕の方でやる、といった形ですね。
仏壇は「魂抜き」をしてから
家財の中で、いちばん扱いに気をつかうのが仏壇です。
正直、「これどうすんの…」で思考停止する人がほとんどだと思います。
仏壇は、そのまま処分するものではありません。
一般的には、**「魂抜き(閉眼供養)」**という供養をしてから片付けます。
これは、ご先祖さまの魂を抜いて、仏壇を「ただの入れ物」に戻すための儀式です。
仏壇を片付けるときの流れは、ざっくりこの3ステップ。
- 魂抜き(閉眼供養)をする
- 仏壇の中身を整理する(位牌・遺影などを分ける)
- 仏壇本体を処分する
魂抜きは、もともとお世話になっているお寺さん(菩提寺)にお願いするのが基本です。
お葬式や法事でお世話になったお寺があれば、まずそこに相談するのが安心です。
ここに関しては気持ち的な面でもとても気を使うとこなので、基本的にはオーナーさんにお願いしています。
僕にも怖いものはあるということです。
仏壇の片付けにかかる費用の目安
| 項目 |
費用の目安 |
| 魂抜き(お布施) |
1〜5万円くらい |
| 仏壇本体の処分 |
数千円〜(処分方法による) |
(出典:小さなお葬式/reset-soul など 2025年時点。地域・お寺により幅あり)
お布施は「決まった金額」がないので、迷ったらお寺さんに直接聞いて大丈夫です。
失礼にはあたりません。
業者によっては、魂抜きと処分をまとめて対応してくれるところもあります。
位牌や遺影など、仏壇から出した物の扱いに迷ったら、これもお寺さんに相談するのが確実です。
遠方で片付けに通えないときは
「実家は福井、自分は県外。片付けに何度も帰れない」——このパターン、本当に多いです。
そういうときは、無理に全部自分でやろうとせず、できるところを切り分けるのがおすすめです。
- 思い出の品・貴重品の確認だけ自分で(帰省のタイミングで)
- 家財の処分は業者にまとめて
- 仏壇は地元のお寺さんに相談
こしのやでも、越前市・鯖江市を中心に空き家の活用・管理をしていて、片付けの段取りについての相談も受けています。
「何から手をつければいいか分からない」という段階で、まず一緒に整理するところからで大丈夫です。
家財の片付けは、空き家を「活用する」にも「手放す」にも、避けて通れない最初の関門です。
逆に言えば、ここを越えると、次の選択肢がぐっと見えやすくなります。
まずは現状を見るところから
「うちの実家、物が多すぎて、どうしたらいいか分からない」——そう感じたら、まずは現状を見てから考えるので大丈夫です。
全部いっぺんに片付けようとすると、気が遠くなります。
でも、「残す・処分する・手続きがいる」の3つに仕分けるところから始めれば、少しずつ前に進めます。
気軽に声をかけてください。
空き家のこと、ひとりで悩まなくて大丈夫です
越前市・鯖江市の空き家なら、まずはこしのやに気軽にご相談ください。
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